道と札幌市などは2日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4633人感染し、7人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は2日連続で4000人を超え、前週の同じ曜日を32日連続で上回った。このうち2353人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ46万6838人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(年代・性別非公表と90代女性)、札幌市の4人(80代男女2人と90代男女2人)、函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2147人となった。
道は2097人の感染を確認。内訳は胆振管内244人のほか、石狩管内390人、十勝管内304人、オホーツク管内235人、釧路管内209人、空知管内194人、渡島管内128人、上川管内111人、宗谷管内71人、根室管内54人、道外51人、後志、桧山両管内各32人、日高管内23人、留萌管内19人。
空知管内の医療機関、室蘭市の医療機関、上川管内の特別養護老人ホーム、北見市のサービス付き高齢者向け住宅、宗谷管内の豊富町国民健康保険診療所、十勝管内の有料老人ホーム、釧路管内の高齢者施設―で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は1605人の感染を確認。サービス付き高齢者向け住宅や医療機関などでクラスターとなった。旭川市は過去最多の422人の感染を確認。道北勤医協一条通病院などでクラスターが発生した。小樽市は170人の感染を確認。グループホームなどでクラスターとなった。函館市は339人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは41万8745人。2日現在の患者数は4万5946人となり、重症は4人。1日時点の入院患者の病床利用数は前日から34床増の653床となり、病床使用率は29%に上昇した。一方、自宅療養者は前日から240人増えて4万4人となり、4万人を超えた。