さまざまな情報が飛び交うコロナ禍。インターネット上では新型コロナウイルスに関するゴシップ(うわさ話)やデマが目立つ。ちまたに流れる間違った情報に、振り回される人も多いのではないか。
「感染したことを責められて自殺した人がいるらしい」。そんな情報がネットに流れたこともあったが、「~らしい」といううわさが一人歩きした、根も葉もないデマだった。自身もSNS(インターネット交流サイト)の投稿を見て「ありえない話ではない」とフェイクニュースに泳がされた一人だ。
社会で一度広まったゴシップやデマは、尾ひれが付いて誇張され、信じ込んでしまう人もいる。悪気はないのかもしれないが、話をうのみにしてSNSを通じて拡散してしまう人も多い。人に関する事実無根のうわさならば、悪い話でなくとも、誰しも気分が良いものではないだろう。
スマホ一つで多様な情報を得て発信できる時代だからこそ、「己を律する」必要性を感じている。(皓)