道と札幌市などは1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4583人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は6日ぶりに5000人を下回ったが、前週の同じ曜日(3361人)の1・36倍となり、31日連続で上回った。このうち2566人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ46万2205人となり、46万人を超えた。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(90代女性)。道内の死者は累計で2140人となった。
道は1885人の感染を確認。内訳は胆振管内244人のほか、十勝管内471人、石狩管内373人、オホーツク管内193人、釧路管内172人、空知管内108人、渡島管内88人、上川管内62人、道外53人、後志管内49人、根室管内27人、日高管内15人、留萌、宗谷両管内各13人、桧山管内4人。
苫小牧市の高齢者施設で入所者6人、職員4人の計10人が感染し、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は2136人の感染を確認。▽有料老人ホーム(職員ら9人感染)▽別の有料老人ホーム(入居者ら6人感染)▽サービス付き高齢者向け住宅(入居者ら8人感染)―で、クラスターとなった。
旭川市は164人の感染を確認。医療機関(患者ら8人感染)と別の医療機関(職員ら7人感染)でクラスターとなった。函館市は340人、小樽市は58人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは41万4170人。1日現在の患者数は前日から431人増の4万5895人となり、重症は4人。
7月31日時点の入院患者の病床利用数は前日から21床増の619床となり、病床使用率は27・8%に上昇した。一方、自宅療養者は前日から2131人増の3万9764人となり、4万人に迫っている。