道と札幌市などは20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2060人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を超えるのは5月25日(2094人)以来、約2カ月ぶりで、前週の同じ曜日を19日連続で上回った。このうち1165人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ40万3713人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(いずれも80代男性)。道内の死者は累計で2109人となった。
道は968人の感染を確認。内訳は胆振管内65人のほか、石狩管内157人、釧路管内140人、空知管内131人、オホーツク管内118人、十勝管内95人、上川管内74人、渡島管内63人、根室管内31人、日高管内22人、宗谷管内20人、道外19人、留萌管内14人、桧山管内10人、後志管内9人。釧路管内の高齢者施設(職員ら7人感染)で、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は652人の感染を確認。▽グループホーム(入居者ら8人感染)▽医療機関(職員ら10人感染)▽別の医療機関(患者ら9人感染)―でクラスターとなった。函館市は213人の感染を確認。市内の高齢者施設(27人感染)でクラスターが発生した。
旭川市は190人、小樽市は37人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは38万7714人。20日現在の患者数は1万3890人となり、重症は前日から2人増の4人。19日時点の入院患者の病床利用数は前日から10床増の249床となり、病床使用率は11・2%に上昇した。