マスク生活の夏

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2022年7月20日

  暑さが苦手な体質だ。年齢のせいなのか、その傾向が年々顕著になっている。つい先日も屋外での取材後に具合が悪くなり、2、3日回復しなかった。この夏は、どうやら猛暑になるらしい。首を冷やすためのアイテムを買い集めたが、夏本番が不安で仕方がない。

   辛さに拍車を掛けているのが、コロナ下でのマスク生活。炎天下でマスクを着けたまま活動していると頭がボーっとし、身の危険を感じてしまうほどだ。

   国は6月、熱中症のリスクを重く見て、屋外で2メートル以上を確保できる場合など、一定の条件下ではマスクを不要とする新たな基準を示した。

   「ようやく、マスク生活とおさらばかな?」と思った直後に全国で新型コロナウイルス感染が再拡大し、マスクの着用徹底が改めて呼び掛けられる場面が増えてきた。

   今年の夏も、マスク生活は続く。自分の体を守るのは自分自身。安全な場所に移動してマスクを小まめに外しながら、何とか夏を乗り切りたい。(百)

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