アイスホッケーのレッドイーグルス北海道は9日、クラブ発展に向けてファンと意見交換する「WASHISTANTミーティング」を初開催した。竹俣一芳社長をはじめとしたフロントスタッフ3人と集まったファン6人がクラブ全体や試合運営への要望をざっくばらんに話し合った。
冒頭、田中強チーフマネジャーがクラブ化初年度となった昨季の活動をスライドで紹介。地域との連携やグッズ売り上げは好調だったが、来場者数とファンクラブ会員数が伸び悩んでいる課題を示した。
意見が活発に交わされたのはホームゲーム開催時の駐車場についての話題。城野正樹チーフマネジャーが駐車場の有償化や開放などについてファンに投げ掛けると「少し遠い場所に駐車場を設けてシャトルバスを運行しては」「駐車場が有料になったら来場者が減るだろう」など忌憚(きたん)ない意見が飛び交った。
苫小牧市新中野町の会社員、宮永ユリさん(53)は「より集客を増やし、多くのファンと盛り上がるためにはどうすべきかを考える機会になった。次回はもっと多くのファンが参加したらより良い意見交換の場になる」と話した。
竹俣社長は「ファンと少人数で話すことで、互いに本音で深い話ができた。今後もこういう機会を増やせたら」と手応えを感じていた。