アイヌ民族文化財団は白老町のアイヌ文化復興・発信拠点の民族共生象徴空間(ウポポイ)で16~18日、ウポボイ開業2周年特別イベントを開催する。アイヌ民族と交流を深めた幕末期の探検家松浦武四郎を紹介するパネル展、アイヌ伝統の歌や踊りを披露する特別公演などを行う。
2020年7月12日の開業から2年を迎えた節目を祝う特別イベントは、武四郎の古里、三重県松阪市と共催する「松浦武四郎inウポポイ2022」、特別公演「イノミ アイヌの祈り・歌・踊り」「2周年記念プレゼントWEB(ウェブ)抽選会」など。
「松浦武四郎inウポポイ2022」の会場はエントランス棟総合案内所。「武四郎とふるさと松阪のパネル展」「30分でわかる松浦武四郎ミニ講座」「松阪もめんコースターへのアイヌ文様刺しゅう体験」を展開する。パネル展は16~18日午前9時~午後5時。ミニ講座は17日(1)午後2時(2)同4時10分、18日(1)午前9時半(2)同11時40分(3)午後1時(4)午後3時10分から各30分程度。アイヌ文様刺しゅう体験は17日午後3時と18日(1)午前10時半(2)午後2時から各1時間程度。
特別公演は17日午前11時半から体験交流ホールで開く。カムイ(神)に感謝の祈りをささげ、酒や歌、踊りでもてなし、土産とともにカムイの世界へ送り出す儀礼イヨマンテと、その精神を軸にしたストーリー性のある演出で伝統を未来につなぐ内容。エントランス棟総合案内所か体験交流ホール前で整理券(定員約300人)を入手して参加する。
「2周年記念プレゼントWEB抽選会」は、イベント期間中にウポポイ園内で応募チケットを入手し、ウェブから応募すると抽選で合計80人にウポポイのPRキャラクター、トゥレッポんをあしらったトートバッグやTシャツなどを贈る取り組み。
園内のレストランやショップでは特別なメニューやグッズを3日間限定で提供する。
詳しくはウポポイの公式ホームページ アドレスhttps://ainu-upopoy.jp/