アイスホッケーのレッドイーグルス北海道は4日、ホームリンクの白鳥王子アイスアリーナ=苫小牧市=で氷上練習を開始した。前年度ジャパンカップ王者として挑む2022―23シーズンは、アニャンハルラ(韓国)の参戦も予定され、3季ぶりにアジアリーグとしてのシーズン開幕が見込まれる。リーグ連覇に加えて全日本選手権(12月、長野県)奪取も掲げる菅原宣宏監督は「ファンにゴールシーンをたくさん見てもらえるよう、より攻撃的なアイスホッケーがしたい」と話した。
午前8時半、GK2選手がウオーミングアップをスタート。リンクに飛び出した成澤優太は「気持ちいい!」と久しぶりの氷の感触を楽しんだ。
続いてFWとDF陣が加わり、22人の全体練習がスタート。ハンドリングやシュート練習に汗を流した。少人数での作戦確認と反復練習に時間を費やし、攻撃の陣形について菅原監督が直接指導した。最後は2対2のミニゲームも行われ、選手たちに笑顔も見られた。
日本代表に選出されている8選手は今週末に海外遠征へ出発することから、セットプレーに重きを置いた。菅原監督は「今シーズンはDFやFWを問わず、選手5人が前を向いてどんどん攻めていきたい。例年とは違うホッケーをぜひ期待してほしい」と笑みを見せた。
さらにハルラの参戦予定をにらみ、「彼らの屈強なフィジカルに負けないよう、日頃の練習からバトルで強さを求めていきたい」と力を込めた。
キャプテンのDF橋本僚は「また皆でホッケーをできる喜びが大きい。氷に乗るのが久しぶりなので、感覚を戻したい」と話した。
氷上練習は無料で見学可能。4日もファン6人がリンクを訪れた。江別市から駆け付けた松尾瞳さん(32)は「顔触れも変わり、選手たちがすごく生き生きしている。また新たな雰囲気で優勝する姿を見せてほしい」と期待を寄せた。
見学可能な日時はレッドイーグルス北海道のホームページを参照するとよい。