道と札幌市などは29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに712人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は3日ぶりに500人を上回ったが、前週の同じ曜日を46日連続で下回った。このうち394人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ38万1115人となった。
死亡したのは、札幌市の1人(60代男性)。道内の死者は累計で2096人となった。
道は324人の感染を確認。内訳は胆振管内46人のほか、石狩管内91人、オホーツク管内48人、十勝管内37人、上川管内19人、空知、日高両管内各17人、釧路管内15人、渡島管内10人、宗谷管内7人、桧山管内5人、根室、後志両管内各4人、道外3人、留萌管内1人。
小樽市は21人の感染を確認。市内の高齢者グループホームで新たなクラスター(感染者集団)が発生した。札幌市は271人、旭川市は58人、函館市は38人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは37万3819人。29日現在の患者数は5200人となり、重症は2人。28日時点の入院患者の病床利用数は前日から22床減の176床となり、病床使用率は8・0%に下降した。