第39回全国都市緑化北海道フェア(ガーデンフェスタ北海道2022)が開幕した25日、苫小牧市の協賛会場である出光カルチャーパーク(末広町)でオープニングセレモニーが行われた。7月24日までの期間中、苫小牧実行委員会(委員長・板谷良久苫小牧市議会議長)は同パークとサンガーデンを拠点に、「感じるガーデン」をテーマとした約40の企画を展開。花と緑の魅力を発信する。
大勢の市民が見守る中行われたセレモニーで、板谷委員長は「今まで意識していなかった植物にも目を向け、緑の大切さを感じてほしい」とあいさつ。岩倉博文苫小牧市長は「1人でも多く、花と緑の祭典に触れてほしい」と呼び掛けた。
2人で市内自生種のハスカップとヤチヤナギの挿し木を行った後、勇払千人隊芸能保存会が力強い太鼓演奏を披露。会場に詰め掛けた約250人に、花の苗がプレゼントされた。
同パーク内にはキッチンカーや園芸用品などを扱う店もお目見え。サンガーデン内は道内産の豊富な木々で作った「ウッドチャイム」や、樽前山のミニチュア模型など特別な装飾が施されていた。
市内日の出町から親子で訪れた主婦松木香さん(35)は「子どもも楽しめそうな催し。他の会場にも、足を運びたい」と話していた。