道と札幌市などは20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに434人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が500人を下回るのは1月14日(467人)以来、約5カ月ぶりで、前週の同じ曜日を37日連続で下回った。このうち179人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ37万5907人となった。
死亡したのは、札幌市の1人(60代男性)と函館市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2090人となった。
道は164人の感染を確認。内訳は胆振管内36人のほか、オホーツク管内23人、石狩管内22人、十勝管内18人、釧路管内17人、後志管内16人、渡島管内11人、日高管内8人、空知管内5人、桧山管内3人、留萌管内2人、上川、根室両管内と道外各1人。後志管内の特別養護老人ホーム(職員ら14人感染)で、新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は205人の感染を確認。市内の特別養護老人ホーム(入居者ら10人感染)でクラスターとなった。
旭川市は34人、函館市は29人、小樽市は2人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは36万6598人。20日現在の患者数は7219人となり、重症は2人。19日時点の入院患者の病床利用数は前日から5床減の201床となり、病床使用率は9・1%に下降した。