中澤農園を訪問 10 農業は楽しく自由 NZで「生きる道」再発見

  • むかわ町から未来へ PR大使がまちを行く, 特集
  • 2022年6月11日
農業の魅力などを笑顔で語ってくれた中澤さん夫妻

 企画も10回目を迎えました。今回は、胆振東部の農業経営者100人ほどが所属する農業後継者グループで代表を務める、むかわ町穂別地区の中澤農園4代目、中澤和晴さん(32)にインタビューしたことについてお伝えします。緑の山々の中にたたずむすてきなご自宅にお邪魔させてもらい、ご夫婦にお話をうかがいました。

 中澤さんは、男の子ばかりの三男坊として生まれました。2人のお兄さんは農業の道には進まず、「農家を継がないと父がかわいそう」「せっかくの農場がもったいない」という思いに駆られ、後継者になる決意をされたそうです。その後、1年かけてニュージーランドの農家を渡り歩き、農業の楽しさや自由さ、ライフスタイルとしてのかっこよさを感じ、「農家としての生きる道を再発見した」と言っています。

 中澤農園の畑は山々に囲まれ、気温の寒暖差が大きいため、メロンやスイカ、トウモロコシなど糖度の高い作物がよく育ちます。中澤農園と言えば、有名な「だるまいも」をはじめ、グリーンアスパラ、メロン、スイカ、トウモロコシ、カボチャ、トマトを生産しています。

 特に私が大好きなのはほくっ、シャキッ、としただるまいもです。おいしくする秘訣(ひけつ)!の一つ目は、「肥料を与え過ぎないこと」。自然と同じ状態に整えられたミネラルを、適切な量で与え、しっかりと土作りを行うことが品質を決める上でとても重要なのだそうです。そして二つ目は「収穫時期を見極めること」だとか。イモは成熟させると、すり下ろしてとろろにした際に、赤や黒に変色しづらくなるそうです。中澤農園さんのだるまいもは、「白いままのとろろ」としても評価が高く、人気です。

 丹精込めて作られている農作物の過程、中澤さんの思いを聞くと、ますます食の大切さ、楽しさ、ありがたさを感じました。

 (金野英津子)

 =第2、第4土曜日掲載=

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