道と札幌市などは9日、新型コロナウイルスの感染者を新たに992人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は2日ぶりに1000人を下回り、前週の同じ曜日を26日連続で下回った。うち440人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ36万7633人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の2人(70代女性と90代女性)。道内の死者は累計で2075人となった。
道は440人の感染を確認。内訳は胆振管内56人のほか、十勝管内110人、オホーツク管内78人、石狩管内67人、釧路管内38人、渡島管内20人、空知管内19人、上川管内16人、根室管内12人、桧山管内11人、後志管内5人、日高管内4人、道外2人、留萌、宗谷両管内各1人。
北見市のサービス付き高齢者向け住宅と釧路管内の高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは苫小牧市の特別養護老人ホームで1人増の計28人に拡大した。
札幌市は397人の感染を確認。医療機関などでクラスターとなった。旭川市は92人の感染を確認し、市土木部土木事業所などでクラスターが発生。函館市は41人、小樽市は22人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは35万4555人。9日現在の患者数は1万1003人で、重症は2人。8日時点の入院患者の病床利用数は前日から21床減の267床となり、病床使用率は12・1%に下降した。