記事に載せる写真を撮ることは、記者の大切な業務の一つだ。入社当時は苦手に感じていたが、今では楽しい仕事だ。アングルなどちょっと工夫するだけで、写真の印象ががらりと変わって面白い。
例えば乳幼児を撮るときは、座るか、立ち膝になってレンズを子どもの目線に合わせることで、表情が捉えやすくなる。新商品PRなどの撮影では、商品を持つ手をカメラ側へ少し伸ばしてもらえれば、より目立たせることができる。
日々、良い角度や構図を考え、被写体の方々に協力してもらいながら、人柄も伝わる笑顔の瞬間を切り取ることができたとき、大きな喜びを感じる。
公益社団法人日本写真協会(東京)は、6月1日を「写真の日」に制定している。SNS(インターネット交流サイト)上では、この日に合わせて、全国の写真愛好家がそれぞれの自信作を投稿していた。これらを参考に勉強し、良い紙面を読者に届けられるよう、さらに技術を高めていきたい。(高)