「完全優勝」に向け レッドイーグルス始動

  • スポーツ, レッドイーグルス
  • 2022年6月7日
緊張感の中にもリラックスした表情でトレーニングに取り組む選手たち=6日、苫小牧市総合体育館

  アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は6日、苫小牧市総合体育館で今季初の全体練習を行った。リーグ優勝と全日本選手権制覇の「完全優勝」に向け、選手22人が2022―23シーズンの第一歩を力強く踏み出した。

   この日の練習は、全体でのウオーミングアップ後、各自でラダーやボールを使ったトレーニングに取り組んだ。竹内修平トレーナー指導の下、ストレッチやウエートトレーニングにも汗を流した。

   クラブ化1年目として迎えた昨年度は、ジャパンカップで東北フリーブレイズとのプレーオフを3連勝で制したものの、全日本選手権では4位に甘んじた。菅原宣宏監督は「今年こそファンにいい試合を見せたい」と力強く意気込む。

   4年目の指揮官が期待を寄せるのは、新加入のDF青山大基。DFの加入は2019年、王子イーグルス時代のハリデー慈英以来3年ぶり。昨季の芳賀陽介、橋場亮のベテランDF2人の勇退もあり、固定化されていたDF陣に新しい風が吹く。「ミス一つが失点に直結するDFは経験が大切。失敗させながら、勝利に貢献できるプレーヤーに育て上げたい」と意欲的だ。

   キャプテンとして2季目のシーズンを迎えたDF橋本僚は「選手の顔触れが変わり、リセットして一からやっていきたい」と気持ちを新たにしている。オール日本人で挑む今季は昨年よりも選手の人数が減少し、「選手一人一人の責任が重くなる。やってやるぞ―という気持ちで勝ちを目指していく」と話した。

   チームは今後、陸上でのトレーニングで体力強化に注力し、7月から氷上練習をスタート。8月下旬にはプレシーズンマッチも予定している。

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