道と札幌市などは2日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1215人確認したと発表した。日別の新規感染者数が1000人を超えるのは2日連続で、前週の同じ曜日を19日連続で下回った。このうち548人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ36万1224人となった。
死亡の確認は5月19日以来、2週間ぶりになかった。道内の死者は累計で2066人。
道は529人の感染を確認。内訳は胆振管内88人のほか、十勝管内122人、石狩管内104人、オホーツク管内42人、空知管内40人、釧路管内36人、渡島管内32人、上川管内18人、日高管内11人、道外10人、桧山管内8人、後志、宗谷、根室3管内各5人、留萌管内3人。
十勝管内の有料老人ホームと障害者支援施設で、新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、胆振管内の高齢者施設で1人増の計8人に感染が拡大した。
札幌市は572人の感染を確認。市内の障害福祉サービス事業所と医療機関でクラスターとなった。旭川市は57人、函館市は38人、小樽市は19人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは34万4267人。2日現在の患者数は1万4891人で、重症は前日から2人減って3人。1日時点の入院患者の病床利用数は前日から34床減って355床となり、病床使用率は16・5%に下降した。