道と札幌市などは5月31日、新型コロナウイルスの感染者を新たに903人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては2日連続1000人を割り、前週の同じ曜日を17日連続で下回った。うち394人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ35万8769人となった。
死亡したのは、札幌市の2人(80代男女)。道内の死者は累計で2064人となった。
道は428人の感染を確認。内訳は胆振管内63人のほか、石狩管内90人、オホーツク管内51人、十勝、空知両管内各32人、釧路管内26人、根室管内24人、渡島管内23人、上川管内22人、後志管内15人、日高管内13人、道外11人、桧山管内10人、留萌管内9人、宗谷管内7人。室蘭市の市立室蘭総合病院(職員ら8人感染)で新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、胆振管内の医療機関(2人増の計33人)と高齢者施設(1人増の計7人)で感染が拡大した。
札幌市は244人、旭川市は134人、函館市は74人、小樽市は23人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは34万232人。31日現在の患者数は1万6473人で、重症は前日から1人減って5人。30日時点の入院患者の病床利用数は前日から1床増の423床となり、病床使用率は19・7%となっている。