道と札幌市などは30日、新型コロナウイルスの感染者を新たに894人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が1000人を割るのは3月22日(885人)以来69日ぶりで、前週の同じ曜日を16日連続で下回った。うち392人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ35万7866人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(90代男性)と旭川市の1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計で2062人となった。
道は347人の感染を確認。内訳は胆振管内79人のほか、石狩管内75人、十勝管内66人、オホーツク管内35人、釧路管内26人、空知管内22人、上川管内14人、渡島管内9人、根室管内8人、日高管内7人、後志管内4人、桧山管内2人。
十勝管内の社会福祉施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、苫小牧市の特別養護老人ホームで5人増の計23人に感染が拡大した。
札幌市は462人、旭川市は51人、函館市は26人、小樽市は8人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは33万7573人。30日現在の患者数は1万8231人で、重症は6人。29日時点の入院患者の病床利用数は前日から4床減の422床となり、病床使用率は19・7%に下降した。