道と札幌市などは29日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1241人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては4日連続2000人を下回り、前週の同じ曜日も15日連続下回った。うち562人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ35万6972人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(90代女性)。道内の死者は累計で2060人となった。
道は428人の感染を確認。内訳は胆振管内81人のほか、石狩管内91人、十勝管内70人、釧路管内38人、オホーツク管内37人、空知管内27人、根室管内23人、渡島管内19人、上川管内18人、後志、日高両管内各8人、桧山管内4人、道外3人、宗谷管内1人。
既存クラスター(感染者集団)では、苫小牧市の高齢者施設(1人増の計12人)と特別養護老人ホーム(2人増の計18人)で感染が拡大した。
函館市は68人の感染を確認。市内の介護保険施設でクラスターが発生した。札幌市は634人、旭川市は91人、小樽市は20人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは33万6110人。29日現在の患者数は1万8802人で、重症は6人。28日時点の入院患者の病床利用数は前日から10床増の426床となり、病床使用率は19・8%に上昇した。
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道などは28日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1515人確認し、3人が死亡したと発表した。
このうち673人の感染経路が不明。死亡したのは、札幌市の2人(70代男性、80代女性)と函館市の1人(年代・性別非公表)。
道は645人の感染を確認。内訳は胆振管内148人のほか、十勝管内126人、石狩管内122人、オホーツク管内55人、空知、釧路両管内各41人、渡島、上川両管内各27人、根室管内19人、宗谷管内11人、道外8人、日高管内7人、後志管内6人、桧山管内5人、留萌管内2人。
苫小牧市の特別養護老人ホームで新たなクラスターが発生し、50~100歳代の16人(入所者12人、職員4人)の陽性が判明。既存クラスターでは、苫小牧市の高齢者施設で1人増の計11人に感染が拡大した。
札幌市は656人の感染を確認。市内の医療機関と別の医療機関でクラスターとなった。函館市は77人の感染を確認。函館五稜郭病院でクラスターが発生した。旭川市は121人、小樽市は16人の感染を確認した。