白老美術協会(田中照比古会長)は29日まで「春の小品展」を白老町本町の町中央公民館のロビーで開いている。会員13人が人物、静物、風景などを描いた油彩画や水彩画、日本画など23作品を出品し、来場者の目を楽しませている。
展示するのは油彩画14作品、水彩画5作品、日本画と陶芸各2作品。白老町陣屋町のサクラを描いた油彩画や室蘭市の「日本一の坂」を描いた水彩画など、身近な風景を爽やかな筆致で描いている。田中会長(72)は「会員は長く活動するベテランぞろい。それぞれの個性を楽しんで」と呼び掛けている。
同会は1967年8月に創立し、今年で活動55周年。小品展は2019年以来、新型コロナウイルス感染症のため中止していたが、今年3年ぶりに開催した。9月には同館講堂で第54回「白美展」の開催も予定している。午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。