道と札幌市などは20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2553人確認し、3人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数は、前週の同じ曜日を6日連続で下回った。このうち1133人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ34万1406人となり、34万人を超えた。
死亡したのは、札幌市の3人(80代男女2人、90代女性)。道内の死者は累計で2044人となった。
道は1210人の感染を確認。内訳は胆振管内224人のほか、石狩管内236人、十勝管内151人、釧路管内130人、オホーツク管内124人、空知管内72人、渡島管内60人、上川管内59人、根室管内49人、日高管内43人、桧山管内19人、宗谷管内18人、留萌管内10人、後志管内8人、道外7人。胆振管内の医療機関で20~70代の5人(患者4人、職員1人)の陽性が判明し、新たなクラスター(感染者集団)が発生。十勝管内の障がい者支援施設(入所者5人感染)でもクラスターとなった。
旭川市は173人の感染を確認。市内の住宅型有料老人ホーム(職員ら7人感染)で新たなクラスターが発生した。
函館市は130人の感染を確認。市内の高齢者施設(11人感染)でクラスターとなった。
小樽市は45人の感染を確認。市内の介護事業所(利用者ら5人感染)でクラスターが発生した。
札幌市は995人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは31万4142人。20日現在の患者数は前日から696人減って2万5220人となり、重症は6人。19日時点の入院患者の病床利用数は前日から8床増の428床となり、病床使用率は19・9%に上昇した。