道と札幌市などは17日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1904人確認し、5人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を下回るのは6日(1668人)以来11日ぶりで、前週の同じ曜日を3日連続で下回った。このうち845人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ33万3365人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(80代女性)と札幌市の4人(60代男性、80代女性、90代男女2人)。道内の死者は累計で2034人となった。
道は1022人の感染を確認。内訳は胆振管内279人のほか、石狩管内168人、釧路管内117人、空知管内89人、上川管内71人、オホーツク管内66人、十勝管内64人、渡島管内46人、宗谷管内36人、日高管内26人、根室管内24人、留萌管内13人、桧山管内9人、後志管内と道外各7人。石狩管内のグループホームと高齢者施設、宗谷管内の高齢者施設、根室市の高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は463人の感染を確認。介護老人保健施設、医療機関2施設、グループホームでクラスターとなった。函館市は111人の感染を確認。市内の学校で新たなクラスターが発生。旭川市は250人、小樽市は58人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは30万5557人。17日現在の患者数は2万5774人となり、重症は前日から1人増えて7人。16日時点の入院患者の病床利用数は前日から14床増の432床となり、病床使用率は20・1%に上昇した。