美とまキッズ

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2022年5月18日

  7歳になる記者の娘は今、おしゃれに夢中だ。日々、髪形や洋服のコーディネートの研究に余念がない。

   そんな娘にうってつけのイベント「美とまKIDS(キッズ)」が4月末、苫小牧市内で開催された。子どもがメイクやネイルアート、ヘアアレンジを施してもらえるという内容で、記者も親子で参加した。

   「子どもたちに、たくさんの経験をしてもらいたい」と市民有志が企画した催し。その願い通り、会場には体験を楽しむ子どもたちの笑顔があふれた。娘も相当楽しかった様子で、帰り道の車内で「きょうがまた始まったらいいのに」と言い、数週間たった今も思い出に浸っている。

   新型コロナ下で子どもたちは大人以上に我慢を強いられている。学校や地域、家庭生活における体験活動が激減し、このことが発達や成長に及ぼす影響を懸念する専門家もいる。そのような中、子どもたちのために―と開催されたこのイベントは、未来への希望の種のように感じる。(百)

過去30日間の紙面が閲覧可能です。