金子恭之総務相は17日の閣議後記者会見で、マイナンバーカードの健康保険証利用や公金受取口座の登録に対して付与するポイントの申し込み受け付けを6月30日から始めると発表した。カードの普及を後押しする「マイナポイント事業」第2弾の一環。買い物などに使えるポイントとして、各7500円分を付与する。
9月末までにカードの交付申請をした人が対象。ポイント申し込みは2023年2月末まで。
政府は今回の事業とは別に、カードを取得してキャッシュレス決済で買い物やチャージをすれば、最大5000円分を還元する取り組みを先行実施している。保険証利用と口座登録を両方行った人に、先行実施分と合わせて最大2万円分を付与する。
金子氏はまた、カード普及への協力を求める大臣書簡を17日付で自治体に出した。政府は22年度末までにほぼ全ての国民がカードを取得するという目標を掲げるが、12日時点で交付率は4割強にとどまる。ポイント付与事業も活用し、普及を促す。