沖縄の本土復帰から15日で50年となるのを前に、復帰後も多くの米軍基地が残された現状を訴える「5・15平和行進」が14日行われた。参加者が宜野湾市民会館を出発し、基地が集中する沖縄本島中部を歩く。
名護市辺野古への移設が計画される普天間飛行場(宜野湾市)や、在沖米軍司令部があるキャンプ瑞慶覧(北中城村など)の周辺から沖縄市へと入る。1970年に住民が米国支配への怒りを爆発させた「コザ暴動」の現場を通過し、嘉手納飛行場近くで約8・7キロの行進を終える。
市民団体などが主催し、78年に始まった。新型コロナウイルスの影響で、今年は3年ぶりの行進となる。経路や人数の規模は以前より縮小された。