北海道教育委員会会議が12日開かれ、道教委は道内の新型コロナウイルスの年代別新規感染者について、5日時点で10代以下が37・9%と最多を占めることを報告した。感染者数は2月をピークに下降したものの3月下旬から再び増加傾向にあり、10代の増加が顕著とし、道教委の「出席停止」と「学級閉鎖」に関する基本的考え方を説明した。
「出席停止」は、学級で1人感染者が出た場合に学校が行動履歴などから「感染の可能性がある人」をリストアップし、個別に出席停止にすることがあるとした。リストアップの基準として▽感染者と同じテーブルで食事中に話した▽どちらかがマスクをせず、感染者と長時間一緒にいた―などを挙げた。
「学級閉鎖」は(1)感染者が1人発生し、周囲に未診断の風邪などの症状を有する者が複数いる場合(2)同一学級で複数の感染者が発生した場合(3)学校医の助言などを踏まえ、学校設置者が必要と判断した場合―が基本的な考え方と説明した。