道と札幌市などは11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3259人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては3日ぶりに3000人を超え、前週の同じ曜日を4日連続で上回った。このうち1876人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ31万7971人となった。
死亡したのは、道発表の居住地非公表の1人(80代女性)。道内の死者は累計で2012人となった。
道は1374人の感染を確認。内訳は胆振管内208人のほか、石狩管内227人、十勝管内202人、オホーツク管内143人、空知管内139人、釧路管内135人、渡島管内83人、上川管内81人、後志管内46人、日高管内34人、根室管内20人、道外20人、宗谷管内16人、桧山管内13人、留萌管内7人。
室蘭市と釧路管内の医療機関、根室管内別海町の町立別海病院で新たなクラスター(感染者集団)が発生した。
札幌市は1338人の感染を確認。サービス付き高齢者向け住宅と医療機関でクラスターとなった。旭川市は272人の感染を確認。通所介護事業所と住宅型有料老人ホームで新たなクラスターが発生した。函館市は199人の感染を確認。市内の共愛会病院でクラスターとなった。小樽市は76人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは29万3165人。11日現在の患者数は2万2794人となり、重症は前日から2人減って4人。10日時点の入院患者の病床利用数は前日から9床増の401床となり、病床使用率は18・7%に上昇した。