文化

  • 特集, 記者コラム「風」
  • 2022年5月11日

  「一枚の絵、一輪の花が心を和ませ、ワンフレーズのメロディーが勇気を与えてくれ、17の文字が人生を彩ってくれる」

   苫小牧市文化団体協議会の林廣志新会長が就任あいさつで述べた言葉だ。美術や音楽といった文化活動がいかに人の生活と密接に関わっているか。その思いが伝わってきた。

   新型コロナウイルスの影響で活動の成果を発表する場が減ってしまった2年間だったが、オンラインを使った発表会を開催するなど各所で工夫を凝らしながら文化の灯を守ってきた。そして、これからも。林会長の言葉には、そんな決意もにじんでいたように感じる。

   4月から文化担当を受け持つことになった。ロシアのウクライナ侵攻など暗いニュースが多く流れる中で、スポーツや文化、地域の話題など心をほっと和ませたり、感動させたりする記事の必要性も増している。コロナ感染者数は高止まりの状況にあるが、活動をつぶさに拾い上げて紙面を彩りたい。(翔)

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