【ワシントン時事】バスケットボール女子の米プロリーグ(WNBA)、ワシントン・ミスティックスの町田瑠唯(旭川出身)が6日、ワシントンで行われたインディアナ・フィーバーとのシーズン開幕戦に途中出場し、約17分間のプレーで2得点、2アシスト、2リバウンドだった。チームは84―70で勝ち、白星スタートを切った。
町田は第1クオーター残り4分36秒で初出場。直後に初アシストを決めると、第4クオーターに初得点を挙げた。 WNBAでプレーした日本選手は萩原美樹子、大神雄子、渡嘉敷来夢に続き4人目。
町田「緊張していた」
日本人4人目となるWNBAデビュー。ガードの町田は「緊張しながら出ていた。終わってからWNBAで試合をしたんだなって思った」。初々しく初戦を振り返った。
第4クオーターにドライブから軽やかにレイアップを決めて初得点をマーク。第1クオーターで途中出場した直後には鋭いパスで3点シュートを演出するアシストもあり、スピードを生かしたプレーで貢献した。「個人的にはあまり良くなかったが、チームは勝てたのでいいスタートが切れた」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
チームに合流して間もない中でシーズンが開幕。新しい環境に適応しようとしている段階で、戸惑いもあるという。「試合をやりながら常に学んでいくという姿勢でやりたい」。冷静に足元を見据えた。