2019年10月に開業。店名のラナピリカは、佐々木美保(よしほ)オーナー(43)がカエル好きであることからエゾアカガエルの学名から取った。白老町のいいものを発信しよう―と店内で刺しゅうや木工品などの雑貨も扱う。大学時代に中国語を専攻していた経験を生かし、フードメニューで手作り餃子定食(税込み880円)といった中華ランチも楽しめる。ウーロン茶やジャスミン茶などの中国茶や青島(チンタオ)ビールも提供する。
お薦めの「白老牛と鹿肉のキーマカレー」(同1100円)は、町の名物である白老牛と鹿肉をふんだんに使ってニンジンやタマネギなどの道産野菜とコトコト煮込んだ。ルーこそ甘口ながら、添えてある特製スパイスラー油で辛味を自分で調整できる。サラダ、スープ、ミニデザート付き。
当初は地元ハンターからの依頼で鹿肉をメインにしたカレーを扱っていたが、鹿肉は淡泊で脂身が少なくサッパリしており、これに白老牛の脂を合わせることで、さらにコクが出るようおいしく仕上げた。
佐々木さんは「ラー油を別に添えているので辛味が苦手な人も楽しめる」と話している。
この記事を見て紹介メニューを注文した人に5月末までドリンク1杯をサービスする。
白老町大町2の1の4。営業時間は午前10時から午後4時半、日曜と月曜定休。最大20席。駐車場なし。電話0144(61)1733。