正恩氏「必要なら徹底粉砕」 北朝鮮

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  • 2022年4月30日

  【ソウル時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は軍首脳部との会合で、「敵対勢力」の「核の脅威を含むすべての危険な試みと威嚇的行動」を「必要ならば先制的、徹底的に制圧・粉砕する」ために軍事力の強化を継続する考えを強調した。核の脅威に対しては先制攻撃もいとわない姿勢を示した形だ。朝鮮中央通信が30日、報じた。

   正恩氏は25日に行われた「朝鮮人民革命軍」創設90年の軍事パレードの演説で、核戦力を強化し、核の先制使用も辞さない姿勢を示している。同通信によると、今回の会合では、軍事パレードを指揮した軍首脳部を党庁舎に呼び激励した。同通信は会合の行われた日付を報じていない。

   正恩氏は「力と力が激突し、強くなってこそ自らの尊厳と権益を守ることができる現在の世界で、誰も止められない恐るべき攻撃力、圧倒的な軍事力は、国家と人民の安寧と子孫の将来を担保する生命線だ」とも指摘した。会合には朴正天・党政治局常務委員兼書記や李永吉国防相らが出席。正恩氏は出席者と記念写真を撮影した。

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