自公「相互推薦」、兵庫が焦点

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  • 2022年4月29日

 岸田政権の安定を目指す自民、公明両党は、参院選の東京と大阪を除く選挙区について「相互推薦」で臨む方針だ。ただ、合意に至る過程で溝を露呈。実際に票の上積みにつながるかは今後の調整に懸かる。公明が特に重視する兵庫選挙区での協力が焦点だ。

 大型連休初日の29日、公明党の山口那津男代表は神戸市に入り、中心部で街頭演説。「皆さんの暮らしを本気になって守り抜くのが公明党だ」と支持を訴えた。記者団には「自公の協力が実るようもっと掘り下げて結果を出したい」と強調した。30日も兵庫県内を回る。

 自公が3月に交わした合意は、改選数3以上の選挙区のうち、公明が候補を立てる埼玉、神奈川、愛知、兵庫、福岡の五つで自民が推薦を出し、代わりに改選数1の「1人区」を中心に38選挙区で公明が自民候補を推薦する内容だ。

 兵庫は自公と日本維新の会が現職を抱え、これに立憲民主党や共産党が参戦する激戦区。関西は維新に勢いがある。昨秋の衆院選で公明が兵庫県内で得た比例票は維新、自民、立民に次ぐ4番手。関係者の間には「自民の支援がなければ厳しい」と危機感が広がる。

 ただ、同様の構図で争われた前回の2019年、自民候補は公明候補を下回る3位となり、次点の立民候補に3万票差に迫られた。地元には保守地盤を公明に浸食されているとの不満が強く、県連内では今回、公明候補への推薦に難色を示す声が噴出。これが影響し、公明幹部がいったん相互推薦の全国的な見送りを宣言する事態になった。  最終的に岸田文雄首相(自民党総裁)と山口氏による党首会談で対立を回避した。ただ、公明側からの推薦は、各地方組織間の個別協議に委ねられた。

 公明の推薦は16年参院選で3月、19年は前年末に大多数がそろった。ところが今回は、29日時点で38選挙区中13選挙区にとどまる。

 しかも、調整が付いたところから順次発表する「小出し」のスタイル。比例票を含めた「貢献」を見定められているとの不快感が自民側には強く、ある幹部は「各地でストレスが相当たまっている」と語った。

 自公間の隙間風は参院選全体の勝敗を左右する1人区の協力に影を落とす。自民党の茂木敏充幹事長は29日、その一つである鹿児島県を訪問。鹿児島市で開かれた会合で「絶対に負けられない選挙だ。陣頭指揮に立ち、安定政権の維持に全力で取り組む」と声を張り上げた。連休中は岡山や沖縄も訪れる予定だ。

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