【ニューヨーク時事】28日のニューヨーク外国為替市場では、日銀が金融緩和政策を維持したことを受けて日米金利差の拡大が改めて意識され、円相場は1ドル=130円台後半に大幅下落した。一時131円25銭と、2002年4月以来20年ぶりの円安水準を付けた。午後5時現在は130円74~84銭と、前日同時刻比2円36銭の円安・ドル高。
日銀は28日の金融政策決定会合で、金融緩和の維持を決めた。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)は来週の金融政策会合で0・5%の大幅利上げに踏み切り、量的緩和で膨らんだ総資産の圧縮開始も決定するとみられている。
日米の金融政策スタンスの違いが改めて鮮明となり、円を売って金利収入が見込めるドルを買う動きが加速した。 円は対ユーロでも売られ1ユーロ―137円37~47銭と、1円80銭の円安・ユーロ高。