道と札幌市などは26日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2132人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては2日ぶりに2000人を超え、前週の同じ曜日を9日連続で上回った。このうち1316人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ28万1793人となり、28万人を超えた。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の2人(70代男性と90代男性)、札幌市が1人(80代男性)、函館市が1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計1989人となった。
道は1035人の感染を確認。内訳は胆振管内187人のほか、十勝管内273人、石狩管内151人、空知管内123人、オホーツク管内76人、釧路管内52人、後志管内39人、日高管内30人、上川管内26人、根室管内25人、渡島管内24人、桧山管内10人、道外8人、留萌管内7人、宗谷管内4人。釧路管内の社会福祉施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、登別市の医療機関で3人増の計111人に感染が拡大した。
札幌市は598人の感染を確認。有料老人ホームでクラスターが発生した。旭川市は過去最多の342人の感染を確認し、住宅型有料老人ホームでクラスターとなった。函館市は117人、小樽市は40人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは25万6727人。26日現在の患者数は2万3077人で、重症は前日から1人増えて7人。25日時点の入院患者の病床利用数は前日から9床増の319床となり、病床使用率は14・9%に上昇した。