道と札幌市などは25日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1867人確認し、2人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数としては前週の同じ曜日を8日連続上回った。このうち1143人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ27万9661人となった。
死亡を確認したのは、道の居住地非公表の2人(共に90代男性)。道内の死者は累計1985人。
道は954人の感染を確認。内訳は胆振管内195人のほか、十勝管内244人、石狩管内174人、釧路管内99人、オホーツク管内69人、空知管内53人、後志管内42人、渡島管内27人、根室管内13人、日高管内12人、上川管内と道外各11人、留萌管内2人、桧山、宗谷両管内各1人。
苫小牧市の有料老人ホームで新たなクラスター(感染者集団)が発生。渡島管内八雲町の高齢者施設でもクラスターとなった。既存クラスターでは、登別市の医療機関で3人増の計108人に感染が拡大した。
札幌市は718人の感染を確認。医療機関でクラスターとなった。旭川市は123人の感染を確認。障害者福祉施設とグループホームで、新たなクラスターが発生した。函館市は59人、小樽市は13人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは25万4608人。25日現在の患者数は2万3068人で、重症は6人。24日時点の入院患者の病床利用数は前日から6床減の310床となり、病床使用率は14・4%に下降した。