道と札幌市などは20日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3058人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が3000人を上回るのは2月12日(3280人)以来、67日ぶり。前週の同じ曜日を3日連続で上回った。このうち2050人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ26万6400人(実人数26万4371人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の2人(70代男性、年代・性別非公表)、札幌市が1人(80代女性)、旭川市が1人(80代男性)。道内の死者は累計で1975人となった。
道は1399人の感染を確認。内訳は胆振管内145人のほか、十勝管内356人、石狩管内247人、空知管内162人、オホーツク管内148人、釧路管内97人、渡島管内52人、上川管内50人、根室管内43人、後志管内32人、宗谷管内21人、道外15人、桧山管内13人、日高管内11人、留萌管内7人。
▽伊達市の介護医療院(入所者ら10人感染)▽網走市の養護老人ホームふれあい館(入所者ら6人感染)▽帯広市のグループホーム(職員ら7人感染)▽同市の高齢者施設(入所者ら15人感染)▽同市の有料老人ホーム(入居者5人感染)―で、新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、登別市の医療機関で1人増の計73人に感染が拡大した。
札幌市は1209人(再陽性14人含む)の感染を確認した。旭川市は293人の感染を確認し、過去最多を更新。函館市は120人、小樽市は37人の感染を発表した。
道内で治療を終えて回復したのは24万3178人。20日現在の患者数は2万1247人となり、重症は前日から2人増えて7人。19日時点の入院患者の病床利用数は前日から30床減の340床となり、病床使用率は15・9%に下降した。