道と札幌市などは19日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2067人確認し、1人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは2日ぶりで、前週の同じ曜日を2日連続で上回った。このうち1276人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ26万3342人(実人数26万1332人)となった。
死亡を確認したのは、道の居住地非公表の1人(60代女性)。道内の死者は累計で1971人となった。
道は964人の感染を確認。内訳は胆振管内49人のほか、十勝管内280人、石狩管内186人、オホーツク管内117人、空知管内82人、釧路管内62人、根室管内44人、渡島管内38人、上川管内34人、後志、桧山両管内各20人、宗谷管内11人、日高管内8人、留萌管内7人、道外6人。
渡島管内七飯町の高齢者施設と同管内森町の介護保険施設、オホーツク管内のグループホームで新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、登別市の医療機関で1人増の計72人に感染が拡大した。
札幌市は688人(再陽性8人含む)の感染を確認。グループホーム、医療機関、障がい福祉サービス事業所、有料老人ホームの4カ所で、新たなクラスターが発生した。旭川市は過去最多の256人の感染を確認。市クリーンセンターでクラスターとなった。函館市は111人の感染を確認。函館記念病院と函館五稜郭病院でクラスターが発生。小樽市は48人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは24万889人。19日現在の患者数は2万482人で、重症は5人。18日時点の入院患者の病床利用数は前日から12床増の370床となり、病床使用率は17・3%に上昇した。