道と札幌市などは13日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2713人確認したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは3日ぶりで、前週の同じ曜日を2日連続で上回った。このうち1780人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ24万9567人（実人数24万7658人）となった。

　死亡の確認は9日ぶりにゼロだった。道内の死者は累計で1954人。

　道は1063人の感染を確認。内訳は胆振管内195人のほか、石狩管内153人、空知管内148人、オホーツク管内142人、十勝管内126人、上川管内86人、釧路管内67人、渡島管内60人、宗谷管内22人、日高、後志両管内各19人、根室管内15人、桧山管内5人、留萌管内と道外各3人。既存クラスター（感染者集団）では、日高管内の社会福祉施設で3人増の計33人に感染が拡大した。

　札幌市は1258人（再陽性20人含む）の感染を確認。▽医療機関（患者ら12人感染）▽別の医療機関（職員ら10人感染）▽有料老人ホーム（職員ら5人感染）―で新たなクラスターが発生した。函館市は128人の感染を確認。児童福祉施設（10人感染）と学校（5人感染）、幼稚園（5人感染）でクラスターとなった。旭川市は161人の感染を発表。小樽市は過去最多の103人の感染を確認した。

　道内で治療を終えて回復したのは22万7111人。13日現在の患者数は前日から807人増の2万502と2万人を超え、重症は9人。12日時点の入院患者の病床利用数は前日から5床増の342床となり、病床使用率は16％に上昇した。