道と札幌市などは11日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1551人確認し、4人が死亡したと発表した。新規感染者のうち62・2%に当たる965人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ2万44950人(実人数2万43081人)となった。
死亡を確認したのは札幌市が3人(70歳代女性、80歳代の女性と男性)、旭川市が90歳以上の男性が1人。道内の死者は累計で1952人となった。
道は765人の感染者を確認。内訳は胆振管内133人、十勝管内197人、石狩管内147人、釧路管内104人、オホーツク管内58人、空知管内43人、渡島管内25人、後志管内16人、宗谷管内13人、上川管内10人、根室管内6人、日高管内5人、桧山管内2人、その他6人。
札幌市は636人(うち再陽性6人)、旭川市は92人、函館市は47人、小樽市が11人の感染を確認した。
新規クラスター(感染者集団)は、伊達市の障害児入所施設(職員5人感染)、同市の介護老人保健施設(職員2人、入所者11人)、石狩管内の高齢者施設(職員6人、入居者15人)で発生した。既存クラスターの拡大は、登別市の医療機関で職員4人増の計10人、石狩管内の有料老人ホームで入居者1人増の計29人、同管内の障害者支援施設で入所者1人増の計18人、同管内の障害者支援施設で利用者2人増の計14人、後志管内の介護保険施設で入所者1人増の計32人、渡島管内の医療機関で職員4人増の計79人。
道内で治療を終え回復したのは22万3251人。11日現在の患者数は147人減の1万9747人。重症者は1人増の7人。10日時点の入院患者の病床利用数は前日から35床減の346床となり、病床使用率は前週から0・2ポイント上がって16・2%となった。