道と札幌市などは8日、新型コロナウイルスの感染者を新たに2216人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を上回るのは3日連続で、前週の同じ曜日を7日連続で上回った。このうち1526人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ23万8980人(実人数23万7157人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の2人(70代男性、80代女性)、札幌市が2人(90代男女)。道内の死者は累計で1946人となった。
道は897人の感染を確認。内訳は胆振管内119人のほか、石狩管内193人、十勝管内142人、釧路管内91人、空知管内78人、オホーツク管内76人、上川管内58人、渡島管内57人、日高管内22人、後志管内20人、宗谷管内17人、根室管内12人、道外10人、桧山管内2人。
釧路管内の認知症グループホーム(職員ら8人感染)で新たなクラスター(感染者集団)が発生。既存クラスターでは、日高管内の社会福祉施設で7人増の計30人に感染が拡大した。
札幌市は1059人(再陽性16人含む)の感染を確認。市内の医療機関(職員ら5人感染)で新たなクラスターが発生した。
旭川市は134人の感染を確認。オミクロン株の派生型で、より感染力の強い「BA.2」に3人が感染したことを発表。道内のBA.2の感染確認は計38人となった。
函館市は77人、小樽市は49人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは21万7069人。8日現在の患者数は1万9965人となり、重症は前日から2人増えて7人。7日時点の入院患者の病床利用数は前日から15床増の396床となり、病床使用率は18・6%に上昇した。