道と札幌市などは22日、新型コロナウイルスの感染者を新たに885人確認し、4人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が1000人を下回るのは1月18日(698人)以来、約2カ月ぶり。このうち529人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ20万7760人(実人数20万6178人)となった。
死亡を確認したのは、道が居住地非公表の1人(90代女性)、札幌市が2人(80代男性、90代女性)、函館市が1人(年代・性別非公表)。道内の死者は累計1904人となった。
道は356人の感染を確認。内訳は胆振管内73人のほか、石狩管内118人、十勝管内28人、釧路管内27人、空知管内23人、後志、上川両管内各21人、オホーツク管内16人、渡島管内15人、根室管内6人、日高管内4人、道外2人、桧山、留萌両管内各1人。
函館市は21人の感染を確認。▽保育所(6人感染)▽幼稚園(10人感染)▽別の幼稚園(6人感染)―でクラスターが発生した。
小樽市は25人の感染を確認。介護事業所(利用者ら8人感染)でクラスターとなった。
札幌市は447人(再陽性6人含む)、旭川市は36人の感染を確認した。
また、道はオミクロン株の派生株で、より感染力が強い「BA.2」に5人が感染したと発表。道内のBA.2の感染確認は計15人となった。
道内で治療を終えて回復したのは19万623人。22日現在の患者数は1万5233人で、重症は5人。21日時点の入院患者の病床利用数は前日から3床減の427床となり、病床使用率は20・4%に下降した。