⑶学校リンク珍百景

  • よみがえる氷都の光景~学校リンクの昔, 特集
  • 2022年3月19日
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  ―(1)市内初の中庭スケートリンク=1977年1月、苫西小

 開校100周年記念事業の一環で整備。中庭でのリンク造成は同校が初めてとある。大きさは30メートル四方。グラウンドにあるアイスホッケーリンクと併用して授業や競技活動が行われた他、休み時間や放課後に児童が自由に滑走しにぎわった。

 ―(2)市内唯一の掘り込み式リンク =1979年1月、勇払小

   「フェンス張りをしなくても水まきをしなくても平気」と紹介されている。地下水位の高い勇払特有の条件を生かしてグラウンド東側に縦40メートル、横25メートル、深さ50センチのリンクを造成した。夏には魚を放して水遊びもできる―ようだ。

 ―(3)思わぬ場所にリンク造成 =1983年1月、美園小

   暖冬の影響でアイスホッケーフェンス内の地盤がでこぼこ状態となり、造成を断念。スケート授業に間に合わせるため、教職員総出でフェンス外に3日間でリンクを完成させたとある。「寒暖の差があっとはいえ、いままでになかった現象」と当時の教頭。

 ―(4)巨大リンクお目見え =1979年1月、若草小

   高学年の児童の保護者や教員らが造成。日々の整備は、各学級(当時30学級)の保護者らが当番制で毎日水まきしたとある。主導したアイスホッケークラブの顧問は「古材を利用して、今度は移動式のミニリンクをつくります」と語っている。

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