道と札幌市などは15日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1196人確認し、10人が死亡したと発表した。日別の新規感染者が2000人を下回るのは5日連続。このうち629人の感染経路が不明。道内の感染者は延べ19万7290人(実人数19万5815人)となった。
死亡を確認したのは、札幌市が5人、旭川市が3人、函館市が2人。道内の死者は累計1878人となった。
道は462人の感染を確認。内訳は胆振管内84人のほか、石狩管内119人、空知管内66人、上川管内51人、十勝管内30人、釧路管内23人、渡島管内21人、オホーツク管内19人、道外14人、根室管内12人、日高管内8人、宗谷管内7人、後志管内5人、桧山管内2人、留萌管内1人。
新たなクラスター(感染者集団)が空知管内の医療機関(6人感染)で発生した。
札幌市は433人(再陽性3人含む)の感染を確認。有料老人ホーム(入居者ら6人感染)と医療機関(21人感染)で、クラスターとなった。
函館市は102人の感染を確認。▽幼稚園(16人感染)▽別の幼稚園(11人感染)▽保育所(11人感染)▽高校(7人感染)▽事業所(6人感染)―でクラスターが発生した。
旭川市は131人、小樽市は68人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは17万8040人。15日現在の患者数は1万7372人で、重症は前日から1人減の4人。14日時点の入院患者の病床利用数は前日から3床減の561床となり、病床使用率は26・8%に下降した。