苫小牧市内の女子アイスホッケーチーム、道路建設ペリグリンが動画投稿サイトのYoutube(ユーチューブ)の動画投稿に取り組んでいる。競技普及やメンバーの素顔を知ってもらおう―と多彩なジャンルの動画を投稿しており、登録者数1000人を目指している。
動画投稿を本格的に始めたのは2月下旬。15日時点で15本の動画がアップされ、登録者数は400人を超えている。目標としている1000人を超えると、パソコンだけでなくスマートフォンの公式アプリ上での視聴者数の制限なくライブ配信が可能になる。これまでは写真投稿サイトのインスタグラムで配信していたが、アカウントを持っていない人にも試合を見てもらう機会を増やしたい考えだ。
動画は練習前のウオーミングアップや試合でのベンチワークの様子を投稿しているほか、競技外の動画も多数ある。2月26日の投稿では、監督と選手が市内の飲食店を訪問。FW早川愛珠らがハンバーガーの「食レポ」に挑戦しており、メンバーの知られざる一面を見ることができる。早川は「上下関係が厳しいイメージを持たれやすいけど、仲が良いペグらしさを伝えていきたい」と話していた。
撮影は主に寺尾幸也監督が行っているが、アジアリーグの王子イーグルス(当時)で2015年から6シーズンにわたって通訳を務めた日笠雄平さんがカメラマンとして協力している。イーグルスではユーチューブ向けの動画撮影を担当していたため、その経験を生かして「アイスホッケー界1位を目指すつもりでやりたい」と意気込んでいる。
寺尾監督は「スマホでのライブ配信ができるようになればチームの負担も軽減される。ペリグリンの選手はチームの伝統を重んじて真面目な選手が多い。その殻を破って、アイスホッケーファンとの距離を縮める一助になれば」と期待している。
ペリグリンのチャンネルはユーチューブのサイト内の検索バナーで「PEGtube」と検索するとアクセスできる。