苫小牧市西部の道道苫小牧環状線沿いにあり、地元客や出張で訪れた人が足を運ぶ。店内は落ち着いた雰囲気で、自家製麺のうどんやそば、定食などの食事が楽しめる。
お薦めは、市の貝であるホッキ貝を生かし、1年ほど前から提供している「ホッキカレーそば・うどん」(税込み各1100円)。カレールーと化学調味料を使わないつゆを合わせているのが特徴で、スパイスの香りが食欲をそそる。幅広い年齢層の男女から注文があり、麺をすする手が止まらない。
トッピングのホッキはボイルされており、つゆに絡めると、かむごとにうま味を感じ取ることができる。
1981年に開店し、出前も手掛ける。豚丼にミニそば、ミニサラダを合わせた豚丼セット(同1130円)が人気となっている。コロナ禍で売り上げ不振を心配して来店する常連客もいて、後藤将之店長(47)は「今も来てくれる人がいることに感謝し、おいしい料理を提供していきたい」と話した。
ホッキカレーそば・うどんを含む麺類を注文し、「民報を見た」と言った客に、21日まで小ライス1杯をサービスする。
苫小牧市ときわ町5の18の16。営業時間は午前11時~午後2時30分、午後4時30分~午後8時。水曜日定休。電話0144(67)1717。