市議会厚生委員会は9日、市内や近郊の住民52人が提出した5~11歳への新型コロナウイルスのワクチン接種に関する陳情を賛成少数で不採択とした。
陳情は「5~11歳の感染や重症化事例は少ない一方、ワクチンによる健康被害へのリスクが懸念される」として、接種券配布前に保護者が接種の可否を検討できるような情報の提供を求めた。また接種が義務と誤解されないよう、一斉ではなく希望者のみに接種券を配布する方法も要望した。
委員からは賛同の意見も出たが、市が接種券に厚生労働省のリーフレットを同封するなど丁寧な説明に努める考えであることから、「現状で十分」として反対多数となった。