道と札幌市などは1日、新型コロナウイルスの感染者を新たに1480人確認し、15人が死亡したと発表した。日別の新規感染者数が2000人を下回るのは2日連続。このうち878人の感染経路が不明。また、同市はオミクロン株の派生株で感染力がより強い「BA・2」の感染を確認。30代の女性で自宅療養して既に療養を終えているという。道内で「BA・2」の感染確認は初めて。
道内の感染者は延べ17万4013人(実人数17万2667人)。死亡を確認したのは、道が居住地非公表の7人、札幌市が6人、小樽市、函館市が各1人。道内の死者は累計で1772人となった。
道は557人の感染を確認。内訳は胆振管内50人のほか、石狩管内183人、空知管内94人、十勝管内51人、釧路管内48人、渡島管内34人、上川管内30人、オホーツク管内27人、後志管内15人、道外8人、宗谷、根室両管内各5人、日高管内4人、留萌管内2人、桧山管内1人。
苫小牧市の高齢者施設で新たなクラスター(感染者集団)が発生し、40~90代の7人(入所者6人、職員1人)の陽性が判明。石狩管内の特別養護老人ホーム、十勝管内幕別町の十勝の杜病院でもクラスターが発生した。
札幌市は670人(再陽性8人含む)の感染を確認。新たなクラスターは医療機関や高齢者施設など計7件、発生した。
旭川市は126人、函館市は87人、小樽市は40人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは14万8219人。1日現在の患者数は2万4022人で、重症は5人。2月28日時点の入院患者の病床利用数は前日と同数の821床で、病床使用率は39・6%となっている。