侵攻

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2022年2月19日

 テレビから突然、ニュース速報の音が響いた。いつもより音量が大きい。「まさか」と思いながら画面を見ると「ロシアがウクライナに侵攻したもよう」の文字――。

 新聞とテレビは連日、北京冬季五輪、オミクロン株の感染動向、そして緊迫するウクライナ情勢のニュースで紙面や番組を作っている。冒頭の架空のニュース速報は、今世界中の人が、最も読みたくない、見たくない速報だろう。華やかなスキーやスケート競技の隙間を埋めるようにロシア軍の戦車が凍った荒野を黒煙を上げて走り回り、戦車砲やロケット弾を撃ち、重装備の兵士が駆ける演習の様子が繰り返し映し出されてきた。

 平和の祭典の五輪と戦争、紛争が重なる例は多い。2000年以降でも、04年夏のアテネ五輪では米軍がイラク空爆を続行した。08年夏の北京五輪では開会式当日にジョージア(旧グルジア)とロシアが衝突した。14年冬のソチ五輪ではロシアがウクライナ領のクリミア半島を併合した―と報道されている。

 言葉や文書による外交交渉は進められているものの、ロシアが「演習が終わり軍隊を撤収する」と発表すれば、アメリカは「増強している」と返す。ウクライナ東部では政府と親ロシア勢力の双方が「攻撃を受けた」と主張。住民が避難開始との報道もある。真実はどちらか。バイデン米大統領は「ロシアは侵攻を決断したと確信する」と演説した。五輪は最終盤。平和の意味を考えさせられる。(水)

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