道と札幌市などは12日、新型コロナウイルスの感染者を新たに3280人確認し、10人が死亡したと発表した。胆振管内の感染者は260人に上り、過去最多となった。13日は2692人の感染と5人の死亡が確認された。日別の新規感染者数は5日ぶりに3000人を下回った。道内の感染者は延べ13万6327人(実人数13万5165人)となった。
13日に死亡を確認したのは、札幌市の5人(60代男性1人、70代男性1人、80代女性1人、90代男性2人、)。道内の死者は累計で1595人となった。
道は1126人の感染者を確認。内訳は胆振管内159人のほか、石狩管内382人、十勝管内140人、釧路管内102人、渡島管内80人、後志管内72人、空知管内64人、上川管内32人、オホーツク管内30人、日高管内22人、根室管内16人、宗谷管内12人、桧山管内4人、留萌管内1人、その他10人。
クラスター(感染者集団)が発生した苫小牧市内の四つの医療機関は、それぞれ206人(職員72人、入院患者134人)、63人(職員2人、入院患者61人)、46人(職員10人、入院患者36人)、39人(職員13人、入院患者26人)に感染が拡大した。白老町立国民健康保険病院も計10人(職員4人、入院患者6人)となった。新規クラスターは▽空知管内の医療機関6人、介護保険事業所6人▽北斗市の介護保険事業所7人▽十勝管内の障害者グループホーム5人▽釧路市の有料老人ホーム12人。
札幌市は1229人(うち再陽性12人)、旭川市は142人、函館市は165人、小樽市は30人の感染を確認した。
道内で治療を終えて回復したのは10万3028人。13日現在の患者数は577人減の3万1704人。重症は前日と同数の9人。12日時点の入院患者の病床利用数は前日から36床減の728床で、病床使用率は35・3%となった。
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12日に死亡を確認したのは、札幌市が5人(60代男性1人、80代男性2人、80代女性1人、90代女性1人)、函館市が性別年代非公表の1人。道が4人(80代女性1人、90代女性2人、性別年代非公表1人)。
道は1295人の感染者を確認。内訳は胆振管内260人のほか、石狩管内414人、十勝管内149人、釧路管内103人、渡島管内97人、後志管内72人、上川管内61人、オホーツク管内51人、空知管内32人、根室管内23人、日高管内10人、宗谷管内8人、桧山管内2人、留萌管内1人、その他12人。室蘭市の医療機関で9人のクラスターが発生した。
札幌市は1656人(うち再陽性21人)、旭川市は134人、函館市は141人、小樽市は54人の感染を確認した。