儀式

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2022年2月12日

 新聞の新型コロナ感染者数の表を見るのが日課になって2年が過ぎた。外国に比べれば日本はまし―と特に根拠もなく思っていたが、1日の新規感染者は全国で10万人、道内も4000人になった。

 1月上旬から感染者が増え始めたオミクロン株。感染数の頂上は2月上旬―。そんな政府の見通しは外れ、伸びの鈍化は緩やかで3回目のワクチン接種の遅れに批判が集まる。繁華街とは縁の薄いはずの10代と10歳以下の感染者数が、どんどん増加中。当初、重症化しにくいとされていたものの70代以上の重症化と死亡が増えており、2年前からの死者の累計はきのう、ついに2万人の大台を超えた。

 大都市圏では、火葬場の順番待ちの日数が増えつつあるそうだ。10日間待ちが平均という政令市もある。通常の死者数に、感染死が加わることによる混乱だ。厚生労働省は7日、都道府県・市町村に「オミクロン株の感染流行に対応した広域火葬計画の整備」を指示した。大災害時と同様、緊急事態に対応できる火葬の体制を求める内容。緊急事態は目前に迫っている。

 10年ほど前、首都圏に住む身内の葬儀で「火葬待ち」を体験した。早朝に死亡の連絡を受けて空港へ向かったものの、通夜は3日後、告別式と火葬は4日後だった。初めて経験した。

 生と死を分ける最後の儀式も変えてまん延する新型コロナ。小規模葬や参列者が滞留しない随時方式の次は、長い長い火葬待ちと遠距離火葬―か。(水)

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